北九州共同受注センター設立

障害者就労施設での仕事に関する様々な課題を解決するために、北九州市の助成を受けて「北九州共同受注センター」が平成27年7月1日付けで設立されました。
官公需と市内の障害福祉サービス事業所を結びつけることで安定的で良質な仕事を確保し、障害福祉サービス事業所で働く障害者がいきがいのある自立した社会生活を送れるようにすることを最終目的とし、具体的には利用者の工賃アップ、利用者の仕事に対するモチベーションアップを目指します。

【2024年度事業目的】

仕事へのモチベーションや工賃アップに繋げていくためには、障害福祉サービス事業所が仕事に対して様々な形での対応力を身につけていくことが重要です。一般市場の動きや就労形態の変化に合わせて、障害福祉サービス事業所が利用者の得意、不得意を見定め、能力の活かせる仕事を模索することへの支援、協力、補助をする。また、障害者の働き方を多方面へより多く広報することにより、各障害福祉サービス事業所が安定的・継続的に利用者へ作業を供給し、利用者が生きがいのある自立した社会生活を送れるようにすることが本事業の目的です。

①営業広報活動


企業や行政などにお仕事やノベルティ商品の営業活動や広報活動を行っています。障害福祉サービス事業所には、たくさんのお仕事やノベルティ商品等はまだまだあります!まだご存知ないだけで、色々な仕事が出来るんです。
行政や企業に障害のある方々の働き方をもっと知って頂くため、実際に働いている姿の動画や製作している商品のカタログなどを作成しています。ノベルティカタログの配布と共に障害福祉サービス事業所ができることをPRしています。また、事務所横に商品の展示スペースを設置しており、販売も行っています。


②障害福祉サービス事業所力向上サポート


仕事をする上で必要なビジネス作法や営業関連、商品製作や販売促進など専門講師を招いて勉強会を実施しています。注文販売の強化を進め、ノベルティ(粗品)商品を販売促進するために、ノベルティカタログを製作、売れる商品の製作をサポート致します。また障害福祉サービス事業所を相互間活用するため、登録している施設間での交流会や名刺交換会、事業説明会などを実施します。


③障害のある人達の「働く」についての企業への啓発活動・PRの拡大


障害福祉サービス事業所での障害のある人達の働き方はあまり知られていません。障害福祉サービス事業所で働く障害のある人達の工賃を向上させていくためには、事業所の仕事を増やすことが重要です。そのため、新しい仕事を産み出す。仕事の幅を広げる。そして企業や一般の方々にもっと障害福祉サービス事業所と共に働くこと、利用方法やメリットなどを知ってもらう必要があります。啓発活動・PR方法について有効な手段を検討しつつ、実践していきます。